株の短期売買(デイトレード)についてはギャンブルと考えられる方も多いと思いますが、株主優待についてはどうでしょうか?

株主優待を考えて株を購入する場合はギャンブルと考える方は少ないのではないでしょうか。

 

株価というのは経済状況や為替相場、企業の業績などで常に変動するものです。

 

企業間の業務提携や業績を左右するような材料が出てきた場合など

企業にとって好材料となるものが発表されれば(メディアでの拡散など)株価は上がりますし、

逆に横領や材料費高騰など業績悪化につながる情報が発表されれば株価は下がります。

 

株を購入する時には業績や配当利回り、企業の安定性など色々な角度で企業を分析し購入される方が多いと思います。

 

これからご紹介するのは株主優待でお小遣いを稼ぐ為に参考にしたい3つのポイントです。

株主優待の銘柄を選ぶ3つのポイント

ここから先の話には賛否両論があると思います。

考え方は人それぞれなので、一個人の考え方という思いで参考にしてもらえれば嬉しいです。

1.利回りを考える

私は株主優待を考えて株を購入する場合、総合利回りを1番に考えます。

不動産投資においても重要視されている利回りですが、私が考える株の利回りは大きく分けて3種類あります。

 

それは

  • 配当利回り(配当金による利回り)
  • 優待利回り(株主優待による利回り)
  • 貸株利回り(貸株サービスを利用した時の利回り)

の3種類です。

この3種類の利回りを合わせた総合利回りが良い株に注目しています。

 

株価変動による差益を考えた株自体の利回りもありますが、それは考えません。

貸株利回りについてはサービスを行っていない証券会社もありますので

特に重要視したいのが配当利回りと優待利回りです。

配当金の利回り計算

ある企業の株を100株50,000円で購入したとします。

この企業の予定配当金が1株当たり10円の場合、予定配当金は1,000円です。

 

株価が50,000円で予定配当金が1,000円であれば配当利回りは2%

年2回配当金がもらえるのであれば配当利回りは4%(1,000円×2)という計算になります。

株主優待の利回り計算

株主優待については商品やギフト券・割引券などいろいろな種類があり、現金換算するのが難しいものもあります。

クオカードや商品券はそのまま現金換算しても良いと思いますが、現金ではないので90~95%くらいの計算とします。

 

ギフト商品やクーポン券などは現金換算できません。

この場合は自分が感じる価値を現金として計算します。

 

3,000円相当のギフト商品が株主優待の場合

株主優待が自分にとって価値があり、使えるものであれば現金換算する金額は2000円でもいいと思いますし、2500円でもいいと思います。

あまり価値がないもので売ることもできないというものであれば500円でもいいと思いますし、評価なし0円でもいいと思います。

配当金同様、株価が50,000円 株主優待の現金換算額が2,000円であれば優待配当は4%という計算になります。

 

貸株利回りについて

貸株についてはサービスを行っていない証券会社もありますし、ほとんどの場合は0.5%以下なのでおまけ程度に考えるのが良いと思います。

 

配当利回り4% + 優待利回り4% + 貸株利回り0.1%

この場合 総合利回りは8.1%となります。

 

私の場合は目安として総合利回りが5%以上の株を購入対象としています。

2.株主優待の内容に魅力を感じるか?

先ほど株主優待の利回り計算の中で少しお話をさせていただきましたが、配当金に加えて株主優待があったとしても株主優待が自分にとって魅力のないもので売ることもできなければ株主優待のメリットはありません。

価値が無ければ現金換算しても0円ですし、利回りの計算には入れられません。

 

近年株主優待への注目度は高くなっていますので、株主優待が魅力的な企業はテレビや雑誌などメディアで取り上げられることが多くなります。

メディアなどで拡散され企業が注目されると株を購入する人が増え、それに伴って株価も上がります

 

多くの人が魅力的に感じる株主優待多くの方が購入する株でもあり今後の株価にも期待ができます。

こういった事から消費者目線で株主優待を見る事も大切な事だと思っています。

3.無理をせずに買える株価か

株を購入する前にしっかり確認しておきたいのが、株主優待を受けるにはいくら必要なのか(何株購入しなければいけないのか)です。

 

株主優待がもらえる条件は企業によって違います。

100株20,000円で買えるお手頃な株だと思っても、株主優待は1000株以上保有しているのが条件などといったことがあります。

株主優待を受けるのに必要な株数は無理をせずに買える範囲なのか?

 

資産運用をしている感覚をしっかりと持ち余裕資金の範囲で購入する事をお勧めします。

株を購入する前の心構え

私は株主優待を考えて株を購入する場合、業績やチャート・信用売残など企業について詳しく分析していません。

 

右肩下がりで業績が悪化していたり、懸念するような悪い条件がなければ購入しています。

 

株を購入する前に詳しく分析をした方がいいという考え方もあると思いますが、株主優待を考えて株を購入するのには上で挙げた3つのポイントが重要だと考えているからです。

 

当然の事ですが、株主優待が目的でも株の購入は投資です。

購入した時よりも株価が下がることはありえます。

 

保有している株価が上がって株主優待も貰えるという

現在の株価 >取得株価 +株主優待 というのが理想ですが、

取得株価 >(現在の株価+株主優待) というマイナスになる事もあります。

 

株価は変動するものなのでマイナスになる事もありますが、長期的に考えるとプラスになる可能性が高いです。

実際に株主優待を目的として株の購入を行い、5年間で5年で100万円近くお小遣いを稼ぐことができました

 

これは株主優待で得たお小遣いに加えて、株主優待を目的に保有している企業の株価が上がったからです。

正直に言うと、株主優待を目的に株を購入したのに株価が上昇した事によって得た利益のほうが大きかったです。

 

株主優待の利益よりも株価が上がった事による利益のほうが大きかった事については予想外でしたが、

株を購入する時に大切なのは納得して購入する事。

購入後に後悔しない事だと思います。

最後に

今回ご紹介させていただいた3つのポイントの中でお話させていただいた総合利回りですが

私は総合利回り5%以上を購入対象にして総合利回り10%以上の株を狙って購入しています。

 

単純計算で利回りが10%あれば10年で元が取れます。

10年保有した後は100%利益です。

株に価値が無くなってもマイナスにはなりません。

 

運良く株価が上昇すれば元を取るのに数年という事もあります。

 

株を購入している方の中には「企業を応援したいから」「優待が気に入っているから保有している」という方もおられると思います。

 

そういった考えも素敵だと思いますし良い考え方だと思います。

 

この記事を読んでいただいた方が株を購入するのに少しでも参考になったと思ってもらえれば幸いです。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

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